初夢がたり
まだブログ書きだして数日だってのにお題に頼りだしたぞこの男。
お前はいつもそうだ・・・何も成し遂げることのない・・・誰もお前を愛さない。
しかも引いたお題がふり幅の少ない初夢の話題というのも持ってない。
しかし、私だって物書きの端くれ。初夢の話で一記事書き切るくらいはしてみせなくては!例え今年の初夢が超話題にしにくいものだったとしてもだ。
一月一日の朝方の記憶を頼りに、どうにか書き出していこうと思う
夢というのは、脳が半分覚醒しているときに起こる。睡眠時、人は深い眠りと浅い眠りを繰り返し、脳内の記憶整理を行っている。
寝ている間に人は何度も夢を見るが、記憶できるのは起きる直前に見ていた夢だけらしい。毎夜の最後に整理される記憶には、もしかしたらなにか法則性があるのかもしれない。例えば、正夢という現象が起こるのは、夢診断というのが成り立つのは、その法則性があるという証左になりうるのではないか?
初夢にしてもそうだ。初夢や三が日に起こる出来事が、その一年を表すと言われているが、新年を迎えるという特殊なメンタリティの中最後に整理された記憶が、展望や理想を表してるとしても何ら不思議ではない。
私の初夢は、そういう視点で見れば一考の価値のあるものだった。
夢はいつでも唐突に始まる。私は近所にあるスーパーの三階にいた。
私の目の前には、景品入りのじゃんけんマシーンがある。私は昔、こいつに5000円ほど吸い込まれた苦い思い出があり、この手のプライズマシーンにはめったに手を出さない。しかし夢の中の私は、勇猛果敢にもこのじゃんけんマシーンに挑んだらしい。ふと気が付いたときには、もうすでに残り一手で景品を取得できる段階まできていた。
じゃんけんマシーンで残り1,2まで行くことは珍しくない。残り1が曲者なのだ。
夢の中の私が、じゃんけんの手が表示されるモニターを注視しながら、ボタンに手をかける。この時、私が指を置いたボタンがなんなのか自分でも全くわからない。
スイッチを押すと同時に、モニターの表示が止まる。それを見た瞬間、私は喜びで震える。勝った。やったぞ。景品をとったぞ!
夢の不条理というべきか、押したボタンがわかっていないのに、私は勝利を確信した。夢の中では、確信した勝利は不安に思わない限りは確固たる勝利として続く。景品を載せた台座が傾き、私の手の中へ景品がやってくる。
この時の景品は、ニンテンドースイッチだった。おそらく現実では生産されていない、コントローラーが両方ブルーのswitchである。落っこちてきたスイッチを両手で抱えながら、プライズマシーンからサイズそのままの据え置きゲームが出てきたことは微塵も疑問に思わず、私は考える
「このswitchは、友人のヨモギくんにあげよう!きっと喜ぶぞ!」
そこで目が覚めた。
起きた瞬間、夢だったかとしばし呆然とする。私の手元には当然switchはなく、適温になったお布団があるばかりである。
今になって、この夢が2018年を表しているとすれば、興味深い点がいくつかある。
まず、景品として手に入れて大喜びしていたswitch、これを私は友人のヨモギくんにあげることを考えている。このヨモギくんは実在の友人で、金欠と品薄でなかなかswitchが手に入らないとよく嘆いている男である。
「自分より先に友人にswitchをプレゼントするのか?」と思われるかもしれないが、そもそも私はニンテンドースイッチを持っている。夢の中の私は、なぜか持っているはずのスイッチ取得に躍起になり、しかもそれを即座に友人へのプレゼントに考えている。
しかも、夢の中の私は一人だったので、その場のノリのようなものでもない。
思えば、2017年は友人たちに多大に勇気づけられた年であった。
そもそもブログを始めたきっかけも、友人たちに文章を褒められたからだし、沈んだ気分の日の夜、グループ通話の雑談に救われることもあった。
彼らへの恩返しがしたい
それが、この初夢の表すところなのかもしれない。与えてもらってばかりの2017年から、彼らに何かを与えられる2018年に。
夢の中の私が、ヨモギくんにスイッチを渡せたのかは定かではない。夢は渡す前に終わっている。もしかしたら、自分の物にしてしまったのかもしれない。
しかし、私が手にした景品はswitchだった。私が個人的に欲しかったPSVRではない。
自分のものにする可能性が限りなく低い物だったのである。
欲に負けることはない。
この夢は、そう暗示している。と考えるのは、少し自分に都合が良すぎるだろうか?
初夢を分析することで、自分の深層心理を知ることができた。
この一年は、心の奥の自分の理想を現実に引っ張ってこれるよう、一層精進していこうと思う
追記
本来、初夢とは一月一日に見た夢ではなく、一月二日に見る夢である。
もしかしたら、それを忠告するために最後まで読んでくれた方がいるかもしれないので、ここに記しておこう。
当然私も初夢が元日から二日にかけてみるものだと知っている。
しかし、それではダメなのである。なぜなら、私が元日から二日にかけてみた夢は、ただただエロい夢だったからだ。
もうほんと、びっくりするくらいエロい夢だった。
流石に「エロい夢みた」では一記事書けないと判断し、「初夢を勘違いしてる風」を装って書いたのである。
まあここまで読んじゃったら台無しだけどね!
ここまで読んでしまった方。このことはどうか内密に