トウブ放送局

ちゅーけんと言います。ただただ思いついたことを書いていきます

理想のバーベキュー

私には理想のバーベキューがある。

もし自分主導でバーベキューをできるなら、利便性や他人からの評価をガン無視してでも実行したいこだわりが存在する。

えてしてこの手のこだわりは、他人から見れば意味不明なものが多い。それどころか無理にこだわりを通そうとすると、「それだけは許さん!」というこだわりとこだわりのぶつかりあいが発生する可能性すらある。楽しいイベントごとに似つかわしくない闘争を発生させるのはお互い本意ではない。本意ではないが、この手のイベントに対するイメージというのはそれぞれの頭に明らかな理想があるのだ。それぞれがその理想に向けて殴りあい、勝者となったものがそのイベントを牛耳るのだ!

 

 勝つためには味方がいる。今回は同志を探すため、私が理想とするバーベキューの話をしよう

 

 理想その1 始まり

現地集合なんて味気ない真似はしない。旅の始まりは適当な友人の家からだ。ここで俺たちはバーベキューに必要な荷物を用意して車に積み込む

、そう、車だ。会場には車で移動する。FMラジオでもかけながら、これから始まるパーティに胸を躍らせる。雑談に花を咲かせるのも良いだろう。リラックスしながら気兼ねなく会話できるのが車移動のメリット。

途中で食材を調達するために大型スーパー等に寄ることも忘れてはいけない。こういうのを当日にやるのがミソだ。

私はこの、会場に向かうまでの移動こそ一番楽しいポイントだと思っている。それゆえ会場はできる限り遠い方がいい。私がこの手のレジャーを行うときに設備や立地にこだわるのは、こだわらないと近場になるからである。近場であることは私のとってメリットではない。

 

その2 アクティビティ

レジャーにはアクティビティがつきものである。バーベキューで飲み食いだけして解散したという話はあまり聞かない。食後にレクレーションが伴うのがこの手のイベントのお約束。むしろこちらが本編であるという方も多いだろう。

では私は何をするか?と問われれば、アナログゲームである

テニスやキャッチボールといったリア充的なスポーツに興じるのはインドア派閥に属する私にはハードルが高い。そもそもあの手のゲームは身体能力の高いやつがやるから、「強烈なボールをぶち込む爽快感」や「それに相手が対応してくれる一体感」が感じられるのであって、運動音痴がやっても面白さに触れることはできない

それに比べれば、自然をバックにカードやボードゲームに興じる非日常感は万人を楽しませるに足るトピックである。風でカードが飛ぶと台無しなので、風よけのテントを用意するか、もしくはそもそも風で飛ばないようなボードゲームを用意するといいだろう。カード使わないとかね。

 

その3 食事

メインである。各人が一番こだわりを持ちたい部分といえばこれであろう。

しかし私自身は食事の質に対するこだわりはあまりない。正直に言えば、高かろうが安かろうが肉が食えればそれでいい。個人的には量を食いたいが、めちゃくちゃうまい少量を食うのも良いだろう。

私がこだわりたいのは、食事の方法だ。これは本当に私的な価値観なのでご理解いただけるか不安なのだが、外での食事の時に箸を使いたくない

理由としては、バーベキューやキャンプでの食事は基本的に立食で、しかも移動しながらという場合が多いのに起因する。箸は二本で一対となる食器で、その上細長い。移動しながら持つにはめんどくさいのである。

コップを左手、皿と箸を右手に挟むように持ち続けた結果、親指と人差し指のあいだが痛くなったことはないだろうか?私はしょっちゅうである。

そのため、できるなら串とか、つまようじみたいなもので食いたい。落としてもダメージが小さい。いくらでも引っ張り出せるし。

さらに言えば、大皿に出来上がった肉を盛り付けて小皿を使わずに直でみんなが食っていくのがいい。小皿があるから悲劇が起こるのだ。

ゲームしながら食べやすいのもいい。片手でボードゲーム、もう片方で肉を串刺して口に運ぶ。箸より単純だからやりやすいはずだ。

 

その4 缶

これはもう理屈とかじゃなく趣味の領域なので、理解してもらわなくていい。

バーベキューに行くなら、飲み物を全部缶ジュースで統一したい。

私はなぜだかわからんが缶ジュースが好きなのだ。ペットボトル飲料のほうが便利だし、紙パックのほうが安いのは百も承知なのだが、それでもみんなで盛り上がるようなイベントの時は缶の飲み物を用意したいのである。

理由を考えるとすれば、乾杯の時に一切の躊躇なく相手の缶にぶつけることができるから。というのがあるかもしれない。自分でも今適当に思いついたが、これは当たらずも遠からずな気がする。

紙コップやペットボトルだと乾杯したときに音が鳴らない。かといってグラスを持ってくると、割れないように遠慮がちな乾杯になってしまう。シックな会合ならそれも乙だろうが、せっかくのアウトドアである。気兼ねなく思い切り「かんぱーい!」といくのがセオリーであろう。

缶はそこそこ丈夫なうえ音がきちんと鳴るし、しかもこぼれにくい。乾杯に適した素材なのである。

ただ、ここで「それなら乾杯だけ缶でやればええやん。ペットボトルと紙コップももっていけるやん」と言われてもそれは嫌なので、やはり缶が好きなのには別の理由があるのかもしれない。

 

 

以上が私の理想のバーベキューである。どうだろうか。私とバーベキューに行きたくなっただろうか?なるはずもないか