トウブ放送局

ちゅーけんと言います。ただただ思いついたことを書いていきます

はじめてのニコニコ超会議

少し前に人生で初めてコミケに行ったとき、「こういうの行かず嫌いしてると後悔する」と肌で感じたので、今年は絶対にニコニコ超会議に行くと決めた。その後、混ぜるな危険のステージやバーチャルユーチューバーと喋れるコーナーの存在を知り、「こんな機会二度とない」と踏んで、より強固にその決意が固まった。

そしてニコニコ超会議が4月28日と29日に開かれるという一番基本的な情報を確認したのが27日だった。来週だと思ってた。

別のイベントに一緒に行くはずだった友人に平謝りして、「信用問題」なんて言葉が出てくるほど叱られた。この場を借りてもう一度謝っておく。本当に申し分けない。

 

そんな多大な犠牲を払って(私の不注意だけど)足を運んだニコニコ超会議

面白くなかったらブログに書くはずもなし。

ただただ楽しかったことを記述するだけのただの備忘録だが、気になったら続きをどうぞ

 

 

開場は十時だが、お目当ての企画であるvirtualyoutu"BAR"は抽選券が配布されているらしく、さっさと行かなければなくなってしまうだろうと思い、八時には現地にたどり着くことにした。

だいぶ前のブログでさらっと触れたヨモギという友人も、欲しいものが出品されるとかで早めに行きたいらしく、せっかくなので連れ立っていくことにした。

 

自転車で

 

私は少し前に自転車を新調したので、性能テストがてら自転車で行くことに決めたのである。これは明らかに失敗だった

ヨモギちゃん自転車漕ぐの速すぎる。毎度毎度距離を離され、止まってもらうみたいなことを繰り返したので、ただでさえなかった体力への自信が消えうせた。

 

へとへとになりながらメッセに到着し、二時間ほど列に並んで待機。

持ってきてた「かぐや様は告らせたい」の八巻を読んだりしながら過ごしていたら案外あっという間だった。ちなみに私は複数人で漫画を読むときに漫画を音読する癖がある。正直周りから見たらすごい気持ち悪かったと思うが、本人たち(というか私)はめっちゃ楽しいのでご勘弁願いたい。

 

で、どうにか入場し、私は先述の通りVtuberのブースへ、友人ヨモギはボカロ関係のブースに行くらしいので、開場に入場したときに離れることにした。

私はこういうテンションが上がっている時に、なんかかっこいいことしたくなる感じになる癖があるので、「後でまた会おう!」とか、「○○(適当なチーム名)離散!」とか叫んでさっと別方向に歩きだしたのだが、目指してるのがほぼ同じ方向で五秒で合流した。しまりが悪すぎる。

 

世界最大規模の文化祭と称されるだけのことはあり、参加者よりの一般客といえばいいのだろうか。明らかに主催者側じゃないコスプレイヤーが、ホスト側みたいな感じで入場者を迎えてくれた。

入った瞬間にKBTITのコスプレした人にあの角度で「待ってるよ」とささやかれ、人前なのを忘れて思いっきり笑ってしまった。

あれはズルい。角度と笑顔が完璧すぎた。もし「かしこまり!」って言われてたら転げまわってたかもしれない

 

とりあえず真っ先に抽選券を貰いに行ったが、目当ての月ノ美兎委員長とシロちゃんはもはや抽選券すら残っていなかった。流石の人気だと思ったが、同時にばあちゃるは残ていたのでとりあえず貰っておいた。ばあちゃるのことは別に嫌いではないが、なんというか、らしすぎて面白かった。

 

配布物もなかなか驚くものが多かった。一番驚いたのが漫画の単行本が無料配布されてたこと。冊子の無料配布なんてそれこそ文化祭である。

だが、案外悪くない戦略かもしれない。電子書籍の無料配布はほとんど試し読みとか無料公開に近いもので、執着は少ない。しかし現実に一巻手元にあるとどうしたって愛着がわくし、何よりおさまりが悪い。

私だけかもしれないが、漫画の単行本は買うとしたら全て揃えたいという欲求がある。全部揃えられないなら買わない主義の私としては、一巻だけ渡されるのはかなりきつい。貸出じゃなく完全な譲渡なのが肝だ。本棚に一巻だけあるのは我慢ならない。

採算が合うのかは微妙だが、もしかしたらいい手段なのかもしれない。

少なくとも私はまんまとハマりそうである

 

まずは実況ブースを見に行った。混ぜるな危険という私が推してる実況グループがステージをやるというので、見に来たのである。

インドア派だけあってこういうイベントに全く縁がなかったので、ものすごく新鮮だった。

いうていつも動画で見てるメンバーが、新しいゲームをやるというだけで、新作動画を見てるのとなんも変わりないと思っていたが、大きな間違いだった。

目の前でやってるというだけで余裕でテンションは上がる

しかも、周りには間違いなく目の前の混ぜるな危険が大好きな人々がいて、動画のお約束を寒いと思われることもなく、声高に応援を声に出そうが白い眼を向けられることもない。この環境がどれだけファンとして楽しいかを私はあまりにも軽視していた。

「どんなにマイナーなものだろうが自分が好きなら好きを貫き通せ」とはよく言われるが、とはいえ自分は少数派じゃないと知れるのは大きい。

スーパープレイに歓声をあげ、凡ミスが笑いになり、自分の反応と同じ反応を周りがしているのは、家で一人で動画を見るのとは段違いに楽しい時間だった。

 

ステージが終わると抽選券の発表の時間が近づいていたので、一度友人ヨモギと合流しご飯を食べることにした。が、飯場は大体混んでたし、二人ともあまりおなかが減ってなかったので、ヨモギちゃんが持ってきてたじゃがりことカントリーマアムを昼飯とすることにした。

 

ちなみに抽選権は普通にハズれた。生放送のコメントでハズれたばあちゃるの抽選権をはずれ馬券と言い出した人はかなりセンスがあると思う。思い出にこのはずれ馬券は取っておくことにした。

横でバーチャルキャストという新サービスの体験会がやってたので、120分待ちと書かれているのをガン無視して並ぶことに

 

バーチャルキャストとは、ニコニコユーザーのみゅみゅさんという方が作った生放送用の空間である。空間上にコメントをオブジェクトとして浮かしたり、それをつかんでぶん投げたりできる。

VR関係にそもそも興味があり、blenderを触ってみたりもしているので、何をおいてもこれは体験しようと考えた。

ものすごくありがたいことに、体験の待ち列がBARの最前列に近い位置にあり、まったく退屈はしない。

委員長やばあちゃる、シロちゃんのトークを聞きながら体験の順番が回ってくるのを持っていた。

しかし、なにせ三時間である。流石にじゃがりこ一本とカントリーマアム二枚では耐え切れない。

そしてもう一つ、この体験会、私はてっきり機能をいくつかためして終了みたいなものだと思っていたのだが、我々が入るバーチャル空間内に、制作者のみゅみゅさん、VR機材制作会社の社長さん、のじゃおじことねこますさんやのらきゃっとさんがいるのである。

どうやら入ってきた人にインタビューをしているらしい。体験してる人みんな返答にいっぱいいっぱいで体験している様子がない。というかこうなると、もはやメインは体験ではない。

 

私はがちがちに緊張していた。VR関係のレジェンド級の皆様を前に何を喋ればいいのか。しかもこの様子は生放送されているらしく、タイムシフトでおそらくがっつり残る。下手なことはできない。

空腹と緊張、それと横のBARから聞こえてくるシロちゃんの超高音による耳への深刻なダメージなどで、へとへとだった。

 

順番が回ってきた。ゴーグルを渡されながら、スタッフさんが言う。

「時間的に生放送あなたのときに終わるんで」

え!?」

「うまいこと乗ってくださいね」

明らかに素人が求められることではない。うまいことってなんだ。そんなん芸人が数年かけて見つけるものだろうが。

しかし私もネットユーザーの端くれ。素人でも有名人になれることを肌で感じてきた一人である。当然有名人になることに憧れはあるし、Vtuberになりたくないと言えばこれは大きな嘘になる。

これは前哨戦だ。いつか動画投稿とか始めたときに、俺がどれだけ喋れるかの勝負だ。

やってやる

決意を固めてゴーグルをつける。VRは初めてではない。少し前にゲーセンで恐竜を倒すゲームをやったことがある。しかしやはりこれはすごい。想像をしていてもやはり驚く。

前の人がインタビューを受けている間に、ちょっとだけ他の機能を触ってみる。生放送見てるだけの人には絶対にわからないのだが、オブジェクトに触れると手元のコントローラが振動するので、バーチャル空間の物体に触れるのである

この没入感はすさまじく、前述のとおりこの空間にはコメントが浮いてるので、少し手を振り回すと確実に当たるのである。

手を大きく振ったら手が何かに当たった気がして、振り返ったらコメントが浮いてるのだ。これはすごかった。実際にはないものを感じて、目視できるなんて、未来が過ぎる。

 

前の人が終わったらしく、空間上の人々が私の方にやってきた。

私のインタビューをしてくれたのは、のらきゃっとさんだった。

さっきも言ったが、この時の私はもう心身ともに極限状態であり、そもそも女性耐性が0に等しい事もあり、テンパりにテンパった

 

もう前哨戦とかそれどころではない。目の前にのらきゃっとさんがいるのである。

で、もう、直前まで考えてた話とか全部すっ飛んで、

「もう三時間待って、こんな体験ができるなんて幸せです」

とか、ごく普通の感想しか言えなかった。

するとのらきゃっとさんが

「頑張りましたね」と言って、頭をなでてくれるのである。

私は恐れ多くて触ることができなかったが、もし触ったらコントローラーを通じて、触感を感じられたのかもしれない。大体数センチまで近づかれればガチ恋距離とか言われるこの空間で、0距離なんて食らった日にはもう死ぬ。

これはねずみさんも「ちゅう・・・」とつぶやいてしまうわけだ。おそらく漢字で書くと忠誠の忠である。私は名前的に犬だが、忠の字はこれからのらきゃっとさんに捧げることになりそうだ。

 

体験が終わった後は東方のライブがやってたので、何となく見に行ったらZUNさんとビートまりおさんが歌ってて本当に驚いた。

もうテンションが爆上がりしてしまう。HELPMEえーりんをコール含めて完璧にやりきり、私の超会議は終わった。最後まで最高だった。

 

とかく今回の記事で言えることは一つ

絶対にvive買います。VRCやります。

あと、Vtuberになりたいです・・・。