トウブ放送局

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干支セトラ

お題「十二支に足したい生きもの」

 

考えたこともねえ・・・十二支に足したい生き物?

はてなブログのお題はかなり無茶を言ってくるな・・・無茶ぶりされたくなきゃ自分で考えろってことか

まあ、お題スロットを回してしまったからには仕方ない。いっちょ考えてみるか

 

 

現在の十二支は、ネズミ、牛、トラ、うさぎ、ドラゴン、蛇、馬、羊、サル、鳥、犬、イノシシである。

架空の生物であるドラゴンがいたり、豚を差し置いてイノシシがいたりするので、干支になるための門は広く開かれていると考えるべきだ。

 

さて、現在の干支に足りないものは何だろうか?干支には今何が必要とされているのか。

着眼点はいろいろあるだろうが、今回は創作におけるキャラクター性について考えてみよう。

 

創作における干支の登場率というのはそう低くはない。最近だと西尾維新原作の十二大戦、有名どころだとハンターハンターの十二支んなどがいる。

十二種というのは大所帯を書くのにちょうどいい数であるし、日本に根付いた文化ゆえに和風モチーフと相性がいい。そこそこ使い勝手はいいと言えるだろう。

 

しかし大所帯界隈には最強のライバルがいる。十二星座だ。

子供心から中二心まで広くつかむ宇宙要素を持っているのはあまりにも大きい。だがこいつの強さはそれだけではない。

ここで、十二星座がどれだけ創作に使いやすいか、そして干支がどうして使いにくいかを列挙していこう

 

その1 キャラ付けのしやすさ

干支は非戦闘員が多すぎる。強キャライメージのある動物がトラ、ドラゴン、蛇、イノシシくらいしかいない。その上、キャライメージがごり押しのパワータイプに偏っている。ネズミ、牛、ウサギ、といったサポートに使うにも特徴づけに困る動物が多いのも使いづらさに拍車をかけている

対する十二星座は非戦闘員の使いやすさが光る。代表的なのが双子座で、一役職に一人という概念を崩せるポジションにいる。仲のいい双子か、二重人格か、例外的なキャラ付けがいくらでもできるポジションがあるのは大きい。

他にも、ハサミが特徴的なカニ、特殊技能を持たせやすい乙女、回復役を当てやすい水瓶、常識人にしやすい天秤、西洋モチーフゆえに悪魔と関連付けられる山羊など、使いやすい設定がそろっている。

牡牛と獅子が戦闘系でかぶっているが、百獣の王たる獅子にカリスマ属性を持たせられるので困らない。考え抜かれている。創作のためにあるような設定である。

 

その2 イレギュラーの存在

十二星座には蛇使い座という番外戦士的な存在がいる。創作においてこの隠された十三人目の存在はとても大きい。

こういうポジションのキャラは大体とてつもない実力を持っているが、代わりに性格に難があり、正規メンバーの鼻つまみになっているのが常である。

そこにくると蛇使いというのは絶妙だ。正攻法で戦ってくる気がしない。聖書のリンゴを進めてくる蛇との関連付けで、精神攻撃タイプに設定してもいいだろう。

干支の場合、十三人目が普通にネズミに敗北した猫なので、しまらないことこの上ない。

 

その3 思い入れが友人間でばらける。

子供向けで猛威を振るう要素。星座は同年代間で散る。一つのキャラに人気が集中するのはグッズ展開的によろしくない。なんとなく自分の所属する星座を応援してしまうのが人情である

干支の場合、移り変わりが年単位なので、年齢層が狭いと人気が狭まってしまう。

 

 

こんなところだろうか。

その3はどうしようもないにしても、追加するなら

・キャラ付けが容易で

・イレギュラー感があり

・基本的にはサポートタイプでありつつも

・特殊戦闘もできそう

あたりを狙っていきたい。

 

しばらく考えた末に当てはまった動物が、

 

 

 

     だった。

 

子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥、

 

うむ、違和感はない