トウブ放送局

ちゅーけんと言います。ただただ思いついたことを書いていきます

ポプテピピック考察遊び 書き足し

前回のブログを読んでくださった皆さま、まずはありがとうございます。ブログのカウンターがようやくまともなグラフになりました

あと、コミケの話に出てきた友人Aこと津軽産あっぷるがこの記事を宣伝してくれたのもありがたかったです。最近、私がつぶやいたブログの宣伝ツイートのいいね数が、奴の広告ツイートのいいね数をやっとこさ超えました

 

 

6000字のブログ記事ツイートが一行の宣伝ツイートに最近まで負けてたというのはなかなかに口惜しい。これが絵師の強さか・・・

ともあれ、6000字なんていう阿呆みたいな量の妄想を書き上げたにも関わらず、誰一人止めてくれる奴がいなかったので第二回です。

 

 

では口調をそれらしく変えまして

 

基本的には、前回の記事の内容を引き継ぐ。

 

tyuken.hatenablog.com

 

6000字も読むほど興味ねえよ!」という人のために掻い摘んで説明すると

 

・ポプ子

クソ漫画のキャラクターで暴虐の擬人化のような存在。

滞在している世界線を自らの死をもって消滅させる力を持っている

 

・ピピ美

ポプ子大好き女子高生。世界線を移動するデバイスを持っている

ポプ子が最も自分らしくいられる世界を見つけるべく、世界観のリセマラを繰り返している。

 

・委員会

星色ガールドロップの制作委員会と思わしき存在。

世界をぶっ壊しかねないポプ子を「マクベスの箱庭」という架空世界に閉じ込めていたが、ピピ美によって奪われてしまう。

明確なストーリーがある世界には、こいつらの息がかかっている。

また、メリーさんやヘルシェイク矢野などの「ストーリー性を持った存在」や、ヴァンブーの登場人物、竹生会といった「竹が絡む存在」は、この委員会と何かしら関係がある。

 

こんな感じになっている。ポプテピピックを知らない人が見たらSF巨編だと思いそうな内容だ。一応ここに至るまでにいろいろ段階は踏んでいるのだけれど、結果だけ抜き出すと気がふれたようにしか見えない

まあ、過程が気になったら前回を読んでくれ。

 

今回は、前回解説できなかった九話と十話の表題エピソードをメインに話を進めていこうと思う。ED前エピソード群に関しては、バラバラタイちゃんで考察が難航してるので今回は扱わない。

 

・九話「奇跡とダンスを」

古めの海外ドラマみたいな筋書きの世界。第五話の「イモ☆ヨバ」と同じく、ポプ子たちではないキャラが主人公で、気弱な少年が筋肉もりもりの(ハガーみたいな)市長になるまでの物語である。

イモヨバでは、世界観を無視して好き勝手しまくったせいで殺されかけるという一大事が起きたが、今回は自重したのか、わりとスタンダードな脇役に収まっている。

「気弱な主人公に行動力の大切さを気付かせる破天荒なやつら」として、マナー悪いやつを謎の装置で̪シバイたり、酒場で腕相撲したり、キャンプでマグロを掻っ捌いてみたり、自由の女神に上ってみたりする。

並べてみると、案外海外ドラマのキャラっぽい動きをしていて、世界観を破壊するほどのとんでもないことはあまりしてない。スポーツものな世界線でロボットだったころとはえらい違いだ

 

・十話「銀座ホステス探偵」

火曜サスペンスの世界。今回はちゃんと主人公してる。

前回と同じく、明らかに犯人っぽいやつに「お前だろ」といってみたり、現場で聞き込みしてつまみ出されたり、最新科学で調査したり、ありがちな刑事ドラマっぽい動きをしている。

最終的に犯人を「説得する」という形で幕を引くのも含めて、破天荒な行動は鳴りを潜めている。

細かい描写はともかくとして、ストーリーラインはそこまでおかしなものではない。

 

~考察~

さて、ここで気になることが一つ。

この二つの世界。世界観リセマラを行う必要がないのである

ポプ子が死んでないから強制リセットが起こってないのは当然としても、その世界の奴らに拒絶されたわけでもないし、ポプ子も世界に適応している。

ならばピピ美はなぜこの世界からさらに移動したのだろうか?

答えはピピ美がそもそもこのリセマラを始めた理由を考えると見えてくる。

ピピ美の目的は、ポプ子が自分らしくあれる世界の発見である。シュールギャグマンガの存在であり、苛烈ですぐ暴力に訴え出る彼女に適合した世界を探すことである。

九話以前でこの条件にもっともあっていたのは八話のやくざ映画の世界。

そのやくざ映画の世界ですら、あまりの暴虐さから厄介者扱いを受けていたポプ子である。そのポプ子が、海外ドラマや火曜サスペンスの世界で「相応に破天荒なキャラ」として立ち回っている。あのポプ子が、相応にである。

九話ではキャンプの中心にいる描写がある。十話では同期と仲良くやっている。あのポプ子が。

ピピ美はこの状態に違和感を感じたはずである。ゆえに再度リセットして世界を超え、ポプ子の身に何が起こっているのかを探ろうとした。これがこの二つの世界におけるリセットの理由となる。

 

次に、ポプ子がなぜあの世界に適応できたのか。

八話のやくざの回にて、ポプ子は竹生会によって殺されている。委員会の影響のある空間で死亡したこと。これがトリガーになり、委員会はポプ子をある程度コントロールするすべを得たのではないか。

例えば、十話ではポプ子がピピ美の耳打ちに対して「あ~そういうことね完全に理解した」と言っている。原作を読んでいる方はご存知だと思うが、このセリフに対応するモノローグは「わかってない→」である。しかしこの世界では「完全に理解した→」となっている。確かに探偵ものならば、ここでワトソン役が理解しないのはおかしい。しかしポプ子が世界観に迎合するのも本来はおかしいのである。

 

第十話は最後にサスペンスにありがちなブルーバックで終わる。

 

この番組はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません

 

竹書房に喧嘩を売るようなポプ子の行く世界。しかし既にポプ子は委員会の手に落ちた。九話と十話の提供画面のポプ子が笑顔だったのは、委員会によるキャラ崩壊の暗喩であった。

あのポプテピピックが、番組の最後にこんな「視聴者への配慮」をしている。委員会の目指す理想に近づいてきている。

そして、再放送のOPや、銀座→錦糸町への無意味な変化

今まで絶対に崩れなかったループが崩れ始めている。これが何を意味し、誰に味方するのかは誰にもわからない。

次回の提供画面のポプ子の姿はキョンシー。札を貼られ、主人に従う姿は、現在の状況を表しているようにも見える。

次回、果たしてポプ子は隷属から脱出することができるのだろうか?

 

終わりに

ポプテピピックの考察に脳のリソース取られすぎて、最近マジでポプテピピックってこんな話じゃなかったっけ?と錯覚しだしている。

案ずるなみんな。ただのクソアニメだこれ。